![若女将の倉吉てくてくレポート 若女将の倉吉てくてくレポート](/files/libs/199/201304021833325301.gif?1610499934)
![第一回:上神焼き 第一回:上神焼き](/files/libs/200/20130402183644675.gif?1610499934)
倉吉を代表する焼きもの「上神焼」の窯元、中森さんの展示場へおじゃましました。 展示場といってもそこは、緑豊かな美しい庭に築百年以上だと言われる古い家屋…遠い昔へタイムスリップしてしまったと感じるくらい懐かしい風情のある佇まいに、思わずうっとり…。
![上神窯:入口 上神窯:入口](/files/libs/201/201304021843076103.jpg?1610499934)
![上神窯:玄関 上神窯:玄関](/files/libs/202/201304021843203500.jpg?1610499934)
![上神窯 上神窯](/files/libs/203/201304021843463880.jpg?1610499934)
そこへヌーッと現れた(失礼!)のは三代目窯元の中森伯雅さん。さすが窯元、威厳に満ちあふれた出で立ちでなんだか恐そう…と思いきや、以外にもフレンドリーなお方で、上神焼のこと、倉吉の町のことなど、たくさんお話を聞かせてくださいました。
![上神窯:屋内 上神窯:屋内](/files/libs/204/201304021844553835.jpg?1610499934)
![いろり いろり](/files/libs/205/201304021845042583.jpg?1610499934)
![中森伯雅さん 中森伯雅さん](/files/libs/206/201304021845112658.jpg?1610499935)
この辺りの土は鉄分が多く、焼くと黒っぽくなるのが特徴だそうです。そして元来上神焼の代表的な釉薬は、独特の深みのある赤色。臙脂色に近い落ち着いた赤で、食器としても花器としても、優しく相手を引き立ててくれるような、温もりのある赤色です。
最近の作品にはこの赤以外にもきれいな色がたくさん使ってあり、白地に薄いブルーと緑のコンビで、夏にぴったりの涼しげな食器や、上神の赤を生かした上品な淡い紫色のもの等々、バラエティに富んでいます。
最近の作品にはこの赤以外にもきれいな色がたくさん使ってあり、白地に薄いブルーと緑のコンビで、夏にぴったりの涼しげな食器や、上神の赤を生かした上品な淡い紫色のもの等々、バラエティに富んでいます。
![上神焼き01 上神焼き01](/files/libs/207/201304021846094033.jpg?1610499934)
![上神焼き02 上神焼き02](/files/libs/208/201304021846202657.jpg?1610499934)
![上神焼き03 上神焼き03](/files/libs/209/201304021846295901.jpg?1610499934)
なかでも中森さんのこだわりは、梨の木の灰を使った釉薬。全国的にも有名な梨の産地である鳥取にちなんで、この釉薬を使用した作品を多く手がけておられます。そしてこの釉薬を用いて砂丘の風紋をイメージして作られた作品は、淡いベージュやグレーの大人っぽい色合いで、砂のような繊細な柄が施されており、とても落ち着いたシックな作品です。
ひとつの焼きものの中に広大な砂丘の世界が広がっているような素晴らしい作品の数々を拝見し、たっぷりと目の保養をさせていただきました。
永い歴史の流れを大切に受け継いでこられた窯元の上神焼へのこだわりは、新たな技法を取り入れながらこの先もまだまだ上神の世界を膨らませつつあるようです。
ひとつの焼きものの中に広大な砂丘の世界が広がっているような素晴らしい作品の数々を拝見し、たっぷりと目の保養をさせていただきました。
永い歴史の流れを大切に受け継いでこられた窯元の上神焼へのこだわりは、新たな技法を取り入れながらこの先もまだまだ上神の世界を膨らませつつあるようです。
![上神焼き04 上神焼き04](/files/libs/210/201304021847388622.jpg?1610499934)
![上神焼き04:アップ 上神焼き04:アップ](/files/libs/211/201304021847488149.jpg?1610499934)